山崎元さんの本「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」 はかなりの良書、名著です。
私が投資に興味を持ち、実際に投資に踏み出すキッカケとなってくれたのも山崎元さんの「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」でした。
そんな 「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」 のエッセンスを伝えたいと思います。
お金の増やし方1:銀行に近づかないこと
お金を増やすために有効な商品は銀行には置いていません。
銀行窓口でお金を増やすための商品というと、どうしても手数料が高く、質の悪い商品ばかりになってしまいます。
窓口で「お金を増やしたい」などと相談するとロクな商品をすすめられません。
窓口の人がどんなに親身になって話をしてくれたとしても、もともとロクな商品がないので、いい商品がすすめられることはないです。
なので銀行には近づかず、ほどよい距離を保って、生活防衛資金として数百万程度だけ預けておくのが得策です。
また、投資に関しては、銀行を利用するよりネット証券を利用するよう書かれています。
利用すべきはSBI証券や楽天証券です。
お金の増やし方2:複利を活用する
お金を増やす方法として複利を活用する方法が紹介されています。
複利についてはくわしくは「複利の持つパワーは人類最大の発明!byアインシュタイン」の記事にて紹介しています。
お金の増やし方3:銀行預金よりいい方法
お金の増やし方のうち、銀行預金(定期預金)よりもいい方法として、個人向け国債と投資信託がすすめられています。
個人向け国債とは
個人向け国債は国が個人に対して背負う借金です。
銀行の定期預金よりはマシな金利になっているので、安全資産としていくらか国債を買っておくのも手です。
投資信託とは
投資信託は色々な国や地域そしてさまざまな投資対象(株式だとか債権など)への投資をするための「詰め合わせパック」です。
例えば「トヨタの株式」を購入するのではなく、「日本の元気な会社の株式詰め合わせ」を買うようなイメージです。
米国株式投資信託なら、例えばグーグル(アルファベット)やアップル、Amazonの株式などを詰め合わせて売っている感じ。
投資信託は実際に投資をする会社があなたに代わって「よいと思う会社の株式」を選んで購入してくれているので、あなたが株を買うために色々な会社の業績を研究したりする必要がありません。
これは投資初心者にとっては非常に便利でありがたいものです。
ぜひ有効活用しましょう。
そして、この本の中では投資信託の中でも「インデックスファンド」がおすすめされています。
「インデックスファンド」とは株価などの指標(日経225とかダウとかナスダックとか、経済ニュースで報道される指標)に連動する投資信託です。
例えば「今日はダウ平均が上がりました!」と報道されたなら、そのダウを指標とするインデックスファンドは上がるようになっています。
インデックスファンドと対比されるのがアクティブファンド。
アクティブファンドは指標よりも上の成果を目指す投資信託です。
ただ、アクティブファンドの多くはインデックスファンドよりも成績が悪く、また手数料が高くなりがちなので利益が出にくくなるため、私たち素人が投資をするのには向きません。
お金の増やし方4:不要な保険に入らない
この本では医療保険のほとんどは入る必要がないと断言しています。
日本では公的医療制度が充実しているため、ある程度の預貯金をしておけば保険がなくても対応できるからです。
保険に加入するなら代わりにその保険料を預貯金にまわして病気などにそなえよう、というワケですね。
お金の増やし方5:NISAやiDeCoを活用
この本ではNISAやiDeCoの活用方法も紹介されています。
NISAでインデックスファンドを買うための商品選びについて、具体的な方法や具体的商品名も書かれています。
ただし、少し古い本なので、今は、この本の中で具体的にすすめられている商品よりもっといい商品が出ています。
本に書かれている選び方を参考に、手数料の安い、安定的に運用されているインデックスファンドを選びましょう。
山崎元さんの名著
今回は山崎元さんの名著「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」についてそのエッセンスをお伝えしました。
この本はお金を増やすためのバイブルと言える本ですので、まずは手に取ってみてほしいです!
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