最近は「保険見直し」をウリにした店舗をショッピングセンターなどで見かけることが多いので、一般的になってきた「保険見直し」。
でも「保険見直し」の効果ってどれくらいか知っていますか?
実は上手に保険を見直せば一生涯で約1200万円もお得になることが!
今回は上手な保険見直し方法を伝授します。
保険見直しの店舗に足を運んではダメですよ~!
保険見直しの効果
日本人は保険好きとよく言われます。
実際、世界的に見ても日本人は保険加入率や保険加入額が高いです。
2021年のデータでは、平均で年間371,000円も生命保険に払っているようです。参照:生命保険文化センター「生命保険に関する全国実態調査」より
毎年371,000円払っているということは、上手に保険を見直して不要な保険を解約することで毎年371,000円浮かせることができる可能性があるということです。
毎年371,000円を節約できれば、一生涯では約1200万円も得をすることができます。
約1200万円得をするカラクリ
生命保険は、一生涯加入し続ける必要はありません。
特に死亡保険は保険料が高額になりがちですが、加入すべき期間は限られます。
まず、若いうちは、あなたが死んで経済的に生活が困ってしまう人がいないので、死亡保険に加入する必要がありません。
また、あなたの子どもが経済的に独立して夫婦だけで暮らすようになったときとか、そもそも子どもがいない場合も死亡保険は不要になります。
これも、あなたが死んだときに経済的に困る人がいないからですね。
そう、死亡保険は「あなたが死んだときに経済的に生活に困る人」がいるときだけ加入すべきものなんです。
典型的な日本人の一生涯で考えると、死亡保険が必要な期間は、子どもを育てる30歳~55歳くらいの間の25年間だけになります。
その他の期間は死亡保険がそもそも不要なのです。
ごく普通の日本人の感覚ですと、死亡保険に加入し始めるのは社会人になる22歳くらいから。
そして一度加入するとなぜか一生涯そのまま加入し続けたりします。
80歳で死亡したと仮定して、22歳から80歳の58年間も保険に加入します。
でも先ほど言ったように30歳~55歳の25年間だけ加入すればいいのですから、58年-25年=33年で33年間も不要な保険に加入していることになりますよね。
平均の生命保険年間支払保険料が371,000円ですから、371,000円×33年=12,243,000円、実に1200万円以上もムダな保険料を支払っている計算になります。
これが上手な保険見直しで1200万得するカラクリです。
なお、生命保険には個人年金保険や医療保険も含まれますが、これらは基本不要な保険なので加入しないでください。加入していたら即解約!です。
上手な保険見直し方法(かしこい保険の入り方)
上手な保険見直しとは、ムダな保険に加入せず、自分の必要な保険だけに加入して保険料を節約できる見直しのことです。
保険を上手に見直すためには「保険見直し」の店舗に行ったり、保険屋さんに相談にしたりしてはいけません。
なせなら、無料で相談できるこれらの店舗や保険屋さんは、あなたに不要な保険の加入をすすめてくるからです。
「えっ!でも保険の見直しの店舗で月5,000円の保険料削減できたよ?」
「不要な保険のアドバイスしてくれたよ」
という声が聞こえてくるかもしれません。
もちろん、「保険見直し」をウリにする以上、保険料削減の提案はあるかもしれませんね。
でもあなたにとって本当は不要な保険をしれっと売り込んで加入させている場合がほとんどなので、「保険料削減できた」「お得になった」と言っても、本来削減できるはずだった保険料をまるまる削減できたわけではなくお得になった額も小さいはずです。
これは、無料相談である以上、仕方のないことです。
無料相談で利益が出なかったら保険見直しの店舗はつぶれてしまいます。
そりゃそうです。
保険見直し店舗は、高い家賃(テナント料)を支払って店舗をかまえ、窓口の人の給料も支払わなくてはいけません。(その他もろもろの費用もかかっています)
その多額の費用を一体どうやって払っているのでしょうか?
無料相談なのでお客さんからはお金をもらえませんから、お客さんが加入した保険の会社からもらって費用を支払うのです。
あなたが加入した保険に応じて保険会社から報酬が出るということなんですね。
ということは、ですよ。
普通に考えて「あなたのための最善の保険見直し」を提案するのではなく「自分たちが得する保険の見直し」を提案するワケです。
そんな提案を受けて加入した保険が本当にあなたにとって必要最小限の保険になっているはずがありません。
ここまで保険見直しの店舗について書いてきましたが、保険屋さんでも事情は同じ。
保険屋さんも利益が出ないとやっていけませんから、あなたのことなんて二の次で、「加入したら保険屋さんが儲かる商品」を売ってくることがほとんどになります。
なので、無料相談(保険屋さんへの相談含む)には期待せず、自分で自分に必要な保険を吟味してしっかり必要最小限の保険だけに加入するようにしましょう。
それが唯一のかしこい保険の入り方です。
必要なときに必要な分だけ加入するようにする、不要な保険は一切入らない、それが上手な保険の見直し方法のコツなんですね。
どうやって保険を見直すの?(保険見直しの具体的な方法)
死亡保険が必要な期間と必要保障額を自分で出して保険に加入することが大事なのはおわかりいただけたと思います。
では以下で保険の見直し方法を具体的に見ていきましょう。
死亡保険が必要な期間を把握する
まずは死亡保険が必要な期間を把握することから始めます。
死亡保険が必要な期間は「約1200万円得をするカラクリ」の項目でふれたように、一般的には30歳~55歳の25年間だけです。
でも、この期間はあなたに子どもがいるか、いるなら何人か、子どもが何歳か、などによって変わってきます。
例えば、子どもがいないのであれば、死亡保険は不要です。
もし晩婚だったため、はじめの子どもを授かったのが40歳で、末っ子が成人するころにあなたが62歳だとしましょう。
この場合、死亡保険が必要な期間は40歳~62歳の22年間になります。
このように自分の場合はどうなのかを考えてあなたにとって死亡保険が必要な期間は何歳から何歳になるか、しっかり把握しましょう。
必要保障額はどのくらい?
必要な死亡保険の保障額はあなたの年齢、収入、資産額、子どもの年齢などによって変わってきますので一概には言えません。
そこで、ここからあなたにとっての必要保障額を算出します。
必要保障額を算出する方法としては「必要保障額積み上げ方式」による方法が一般的です。
必要保障額積み上げ方式とは
いざという時に必要な遺族の生活費や別途必要資金の総額から、遺族年金・死亡退職金や預貯金などあてにできる収入を差し引き、その不足分を「必要保障額(目安)」とする考え方
https://www.jili.or.jp/lifeplan/lifesecurity/1218.html
必要保障額積み上げ方式による算出手順は以下の生命保険文化センターのページがわかりやすいと思います。
上記ページの手順にしたがい、あなたにピッタリな必要保障額を算出してください。
ちなみに、必要保障額は子どもが大きくなっていくにつれ減っていくので、定期的に見直すといいでしょう。
保険商品選び
死亡保険が必要な期間と必要保障額がわかったら、次は保険商品選びです。
死亡保険には大きくわけて「定期保険」と「終身保険」の2つがあります。
定期保険とは、保険期間があらかじめ決められている保険のことで、終身保険とは、保障が一生涯にわたって続く保険のことです。
これまで見てきたように、死亡保険は必要な期間だけ加入すればいいので、定期保険をえらぶことになりますね。
ということで掛け捨てになっている定期保険を選べば間違いありません。
保険比較サイトで比較して保険に加入する
それでは具体的商品はどれを選べばいいのでしょうか?
これには保険の比較サイトがおおいに役立ちます。
保険比較サイトで私がオススメするのは価格.com保険。
保険の種類と年齢、性別を入力するだけで保険商品と保険料が瞬時に出てきます。
あとはその中から気に入ったものを選んでネットで申し込むだけ。かんたんです。
ちなみに、単純に保険料の安いものを選んでもいいと思います。
自分に合った保険に加入しよう!
保険の見直しはむずかしそうに見えるかもしれませんが、その効果は絶大です。
手間がかかるのはほんの少しなのに1200万円も得をする可能性があるのですから、やって損はないどころか、やらなきゃ損というレベルです。
ぜひ自分に合った保険に加入してお得に安心を買ってくださいね!
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