気になる同年代の貯蓄額は?

同年代の貯蓄額は? お金に関すること色々

同年代の貯蓄額って気になりますよね。

「わが家は多い方?少ない方?それとも平均的?」

などを考える材料になる同世代の家庭の貯蓄額。

さまざまなところが貯蓄額に関してアンケート結果を公表しています。

今回はその中から2人以上世帯の回答をもとにしたデータについて分析したいと思います。

今回の記事のもとデータ

今回の記事のもとデータは『知るぽると「家計の金融行動に関する世論調査2019(2人以上世帯)」』、および『知るぽると「家計の金融行動に関する世論調査2020(2人以上世帯)」』になります。

2019年度が回答数3200件程度、2020年度が回答数2000件程度の大規模な調査結果です。

家計の金融行動に関する世論調査|知るぽると
「家計の金融行動に関する世論調査」の目次です。本調査は、家計の資産・負債や家計設計などの状況についての世論調査です。

なお、みずほ銀行サイトに、知るぽると「家計の金融行動に関する世論調査2019(2人以上世帯)」より抜粋した結果が分かりやすく出ていたのでこちらもシェアしたいと思います。

おかねアカデミー | みずほ銀行
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2019年の調査結果

2019年の調査結果についてはみずほ銀行のサイトがまとめてくれている表が参考にしやすいので貼っておきますね。

上の表を見ると、20代の約8割が500万円未満の金融資産で、1,500万円以上の金融資産を持っていた20代の世帯はゼロですね。

また、40代の半数の世帯は500万円未満の金融資産50代の約半数が500万円以上の金融資産を持っているということのようです。

さらに詳細な2019年と2020年の結果

もっと詳細な結果を私が独自に表にしたものが以下の画像です。

上が2019年、下が2020年になっています。

注目したいのは平均ではなく、中央値

一番右側の値です。

中央値というのは、データを大きい順に並べた時に順位が真ん中の値のことだと思ってもらえればOK。

平均だと大金持ちが数人入っているだけでデータとしては大きな値になってしまいます。

この点、中央値だと「多くの人がこのあたり」という値が出ますのでこちらの方が参考になります。

今回のデータからわかることは、第一に全世代通して一番多いのが金融資産非保有、つまりゼロの世帯だということです。

2020年度のデータで、16%が金融資産ゼロということですね。

この調査では金融資産は預貯金のみをカウントしているようですので、預貯金ゼロ世帯がこれだけあるということです。

どうでしょうか?「意外と預貯金ゼロが多いな」とか「預貯金のある世帯が8割以上もある!」とか、色々な感想があるかと思います。

もしよろしければコメント欄にコメントしてくださいね!

20代の総評

20代の中央値は2019年には71万円、2020年には135万円になっています。

中央値に関して、2020年は2019年に比べ、どの世代も増加しています。

これはもしかしたら老後2,000万円問題がクローズアップされた影響かもしれませんね。

また、2020年度のデータでは金融資産を500万円以上保有している世帯が2割あります。

これは20代の回答が少な目だったために、データに少し偏りが出たのかもしれません。

(他の世代に比べ、回答数が極端に少ないです)

実際には500万円以上保有している世帯は2020年度でも1割強程度かと思います。

30代の総評

30代の中央値は2019年に240万、2020年に400万です。

2019年から2020年にかけて160万増加しました。

また、金融資産非保有世帯、つまり預貯金ゼロ世帯が8.2%と全世代の中で一番低くなっています。

さらに、2019年度は金融資産を700万以上保有している世帯が2割以上、2020年度は1,000万以上保有している世帯が2割以上あります。

40代の総評

40代の中央値は2019年に365万、2020年に520万です。

2019年から2020年にかけて155万増加しました。

30代と40代の金融資産の増加額はほぼ同じですね。

また、2019年度には40代の1割以上の世帯が金融資産を1,500万円以上保有。2020年度には2割が1,500万以上保有しているという結果でした。

50代の総評

50代の中央値は2019年に600万、2020年に800万です。

2019年から2020年にかけて200万増加しました。

また、2019年度は50代世帯の4分の1程度が金融資産を1,500万以上保有しており、2020年度は1,500万以上保有している世帯が3割以上になっています。

3割以上の世帯が1,500万円以上保有しているというのは案外多い気がしますね。

60代の総評

60代の中央値は2019年に650万、2020年に875万です。

2019年度の世代別金融資産で中央値が一番高額だったのが60代です。

また、中央値は2019年から2020年にかけて215万増加しました。

さらに、2019年度は金融資産を1,500万以上保有している世帯が3割以上、2020年度は2,000万以上保有している世帯が3割以上になっています。

3割以上の世帯が老後2,000万問題をクリアできているということですね。

70代以上の総評

70代以上の中央値は2019年に480万、2020年に1,000万です。

2019年度の世代別金融資産で中央値が一番高額だったのが70代以上です。

また、中央値は2019年から2020年にかけて520万も増加しました。

さらに2019年度は約2割の世帯が金融資産を2,000万以上保有していて、2020年には約3割の世帯が2,000万以上保有しているという結果でした。

世代別貯蓄額についてのまとめ

2020年度は全体的に金融資産の額が増加した年だったようです。

コロナ禍で収入が減っても堅実に貯蓄した家庭が多かったということでしょうか。

2021年度の結果が出ましたらまた分析してみたいと思います。

皆さんの感想はいかがだったでしょうか?

自分と同世代の世帯の貯蓄額を見てどう感じられましたか?

「よし、わが家は貯蓄額が中央値より多いぞ!」でしたか?

「おや?わが家は少ない方なのか…」でしたか?

はたまた「ほぼ中央値だね」だったでしょうか?

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