日本人なら誰もが知っているべき、GPIFって知っていますか?
お恥ずかしながら私は少し前まで知りませんでした。
今回はそんな、誰もが知っているべきGPIFについて、その活動内容や活動成果についてシェアしたいと思います。
GPIFとは:年金積立金管理運用独立行政法人
GPIFとは年金積立金管理運用独立行政法人のことです。
漢字で見ると、長ったらしい名前ではありますが、「なるほど、年金運用機関のことね!」と思う方も多いはず。
多くの人が年金を預けて運用してもらっているというのに、GPIFのことを知らない人がほとんどですよね。
かく言う私も少し前まで知らなかったのですから、「GPIFって知っていますよね?」なんて大きな声で言えた立場じゃありません。
でも、このGPIFの活動内容と活動成果について知っておくことはめちゃくちゃ大事です。
というわけでさっそくGPIFについて見ていきましょう。
GPIFの活動内容
GPIFの活動内容はネットで広く公開されています。
「GPIF」でググって出てくるGPIFのサイトに詳細が出ています。
皆さんの予想通り、年金を運用している機関のようですね。
このGPIFのサイトを見るだけでも投資の勉強になりそうな濃い内容のサイトになっていますのでチェックしてみてください。
年金はどうやって運用しているの?
私たちの大切な年金。
年金はどうやって運用しているのでしょうか?
実は運用はオーソドックスな投資信託を活用されています。
「年金運用機関なんだから特別な運用をしてるだろう」と思ったら、私たちに一番なじみのある投資信託で運用されているなんて、ちょっと親近感わきませんか?
年金は今どんなポートフォリオで運用されているか
2020年4月1日からの5カ年における基本ポートフォリオはとてもわかりやすい構成になっています。
国内債券25%、外国債券25%、国内株式25%、外国株式25%です。
いわゆる4資産均等配分というやつですね!
以下の画像はGPIFのサイトからの引用です。
年金の運用状況はどんな感じか?
2020年度の運用状況は以下の通りです。
2020年度の運用状況
収益率:+25.15%
収益額:+37兆7,986億円
運用資産額:186兆1,624億円
https://www.gpif.go.jp/operation/the-latest-results.htmlより引用
これを見てどう思われますか?
結構な額のプラスになっています!
「年金足りない!足りない!」と叫んでいる割に運用成績いいじゃないか!と思いませんか?
そうなんです。
年金の運用状況、確かに2020年度「は」いいんです。
年金も資産運用である以上、上下動する
ただ、年金といえども、資産運用である以上、上下動はします。
例えば直近の2019年度は-5.20%で8兆2831億円のマイナスです。
これはある意味仕方ありませんよね。
特にご自身で資産運用されている方なら「当然だろうな」という感じだと思います。
今までの運用結果平均は?
市場運用開始以来の運用状況については以下の通りです。
市場運用開始以来の運用状況
平均収益率:年率+3.61%
累積収益額:+95.3兆円
平均収益率は年率+3.61%、累積収益額は+95.3兆円ということで、大幅にプラスです。
私の体感では、投資信託の運用は3.5%くらいが平均かな、という感じなので、まさにドンピシャで平均的な運用をしているなぁといった感じですね。
年金の運用成績に応じて年金額が変動するの?
皆さんの一番の関心ごとは「年金の運用成績に応じて年金額が変動するの?」ということだと思います。
少なくとも私はそこに考えがいっちゃいます。
結論から言うと、運用成績に応じて年金額が変動することはなく、「かなーーーーり先の年金額に影響があるかもね?」程度の話のようです。
GPIFのサイトをチェックして投資のことを知ろう!
GPIFのサイトをチェックすると、投資ってこんな感じなんだな、とか、今の状況はこんな感じか、ということが見えてきます。
ぜひGPIFのサイトをチェックしましょう。
ちなみにYoutubeに公式チャンネルがありました(笑)
動画でチェックする人は少ないと思いますが、SNSを活用しようとする姿勢はいいですよね!
「長期的な観点に立って」とか「長期的な運用目標に従って」など、「長期的」という言葉を連発されているのが印象的です。
投資信託は「長期投資」が基本ですから、まさに王道と言えますね!
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