「35年のマイホームローン、どうやって一馬力9年で完済したの?」
私のプロフィールを見ると多くの人がこの質問をします。
この質問に答えるのは意外と難しいのですが、今回は一馬力9年でローン完済の秘訣を挙げてみたいと思います。
とにかく節約!節約はゲーム!
早期ローン完済で、一番大きかった要素はなんと言っても節約です。
節約はゲームと思って家族で取り組みました。
今思えばめちゃくちゃ小さなことですが、節電などもかなり熱心にやっていました。
テレビの元電源を切るゲーム
節約のゲームというのは具体的には、テレビを見終わったあと「誰が一番最初にテレビのもと電源を切るか?」を競争するゲームなどです。
テレビの待機電力なんてほんの少しで、節約しても大したことない節約ですが、これを我が家はゲームととらえ、幼かった子どもも含め家族3人で「もと電源を切ること」に夢中になっていました。
節電タップを使っていましたので、テレビ視聴が終わった瞬間、テレビの電源を切り、節電タップのテレビ部分を切ります。
録画は、ブルーレイの電源さえオンにしておけばできますし、テレビの電源はもとから切っても何の不自由もありませんでした。
我が家ではこうしてテレビの電源はもとからオフになっているので、テレビを見るためにはいちいち元電源を入れてからテレビの電源も入れなければ見られません。
このため、自然とテレビの視聴時間は短くなっていたと思います。
もしかしたら、テレビの視聴時間が短いことが結果的に節約になっていたのかも?と思います。
当時はまだインターネット全盛ではありませんでしたから、テレビの視聴時間が短い家庭は珍しかったかもしれません。
ちなみに今はもうテレビ自体ありません。
テレビがないことで不便だなーと思うことはほぼないです。
お買い得品を見つけるゲーム
買い物に出たときなども基本はゲームです。
例えば、幼い子どもが普段使うTシャツやズボン。
どうぜすぐサイズアウトしますし汚れやすいので、安物で十分と考えました。
そこで、安い子供服売り場で洋服を探します。
その際も安くて良さげなものを見つけたら「勝ち!」です。
「ほら、このTシャツ、299円だよ!」「このワゴンのTシャツ、199円なのにかっこいい!」など。
大きな声では話しませんが、各自それぞれが自分が見つけてきた商品のお買い得ポイントをアピールします。
この際こだわったのは、あらかじめ「大きめサイズ」を買わないこと。
どうせ体が大きくなるんだからと大きめサイズを買う人がわりといるようなのですが、ジャストサイズの方がかっこいいですし、体が大きくなったころにはデザインの好みなどが変わっている可能性もあります。
なので「今着たい!」と思える服を「今ちょうど」と感じるサイズで購入していました。
買物は週末のまとめ買いで!
食料品などの買物は週末の買物でまとめ買いしました。
これは私が病気がちになりあまり外に出る機会がなかったので、仕方なくそうなっただけなのですが、まとめ買いはムダなものを買わないためには有効でした。
週末に、次の1週間で使いきれる量の食材を購入します。
お肉などは大容量パックを購入し、小分けして冷凍です。
お菓子なども週末だけ購入します。
こうするとお菓子を大量買いすることがなくなります。
毎日お菓子を買っていると知らず知らずのうちに購入金額が多くなっているのですが、一度にまとめ買いすると「こんなに買ったら多いよね?」と気づけるので毎日買い物するよりも購入総額は減ります。
節約はシステム化すると「気づけば節約になっていた」ということがあります。
買物を週末だけに限定して買いだめするという買物のシステム化により、節約システムが一つできあがったことになります。
お金をかけるところはかける
なんでも節約して、購入額を抑えたり買い替えをしないで大事に使うばかりがいいとは限りません。
例えば、電化製品。
節電効果の高い電化製品の方が昔の電化製品より結果的にお得になることはよくあります。
10年前のエアコン、10年前の冷蔵庫などは買い替えた方がお得なことの多い代表です。
我が家ではこういう電化製品はあえて高い最新式を買うことも多いです。
また高い物を買うと大事にする傾向があるので、丁寧に扱ったり掃除をきちんとしたりしてメンテナンスが行き届いた結果、エアコンなら冷暖房効率がよくなったり、冷蔵庫なら冷蔵部分の詰め込み過ぎを防いで効率よく冷やせたりします。(ちなみに冷凍庫は多めに入っている方が冷凍効率がいいです)
よいものを買って節約
ドライヤーなどは高い物を買った方がかえって安くなることもあります。
どういうことかというと、高いドライヤーは髪質をよくする機能がありますのでその機能を使って節約するのです。
具体的には以下のような感じです。
高いドライヤーを使って髪質が良くなる→
トリートメントなどの使用量が減る→
髪質がさらによくなる→
トリートメントなどが不要になる
極端に見えるかもしれませんが、セミロングの私の髪で実際にこのようになっています。
私はシャンプーだけして、トリートメントはそもそも使わなくなりました。
トリートメントをしないことでトリートメント代が浮くだけでなく、シャワーの際の水道料とガス料金も節約できることになり、時間まで節約できます!
これって大きいですよね?
優先度の低いものは安いものを
上とは逆に、優先度の低いものは安い物で十分と思っています。
例えば私はめったに外出しませんし、スマホよりPC派なので、スマホは安いアンドロイドで十分です。(某国製は避けますが…)
最新のiPhoneなんて買いません。
外出するようになったら変わるかもしれませんが、今の生活スタイルならアンドロイド一択です。
優先度の高いものは良いものを
PCに関してはかなり高スペックなものを購入しています。
家にいる時間の大半をパソコンの前で過ごす私にとってPCはなくてはならないものですし、画像加工などもしますので、高スペックな方が効率がいいからです。
なお、今のパソコンにはアドビのイラストレーターやフォトショップがついています。
これらのソフトは契約すると毎月6,000円ほどしますから、これらのソフトがついているPCはかなりお得だと言えます。
インターネットは乗り換え割を駆使してほぼゼロ円で
今はあまりないですが、我が家がローンを返済していた頃はインターネットサービスプロバイダーが乗り換え割を実施していて、乗り換えるだけで数万円キャッシュバックなどがありました。
これを駆使して2年に1回くらい乗り換えをし、キャッシュバック金額を差し引くと9年間ほぼゼロ円でインターネットができていました。
スマホは早いうちから格安SIMで
スマホに関しては早いうちから格安SIMを導入していたので月1,000円程度でデータ通信していました。
音声通話は安かったむかーーーーしの契約を大手キャリアでそのままずっと使用していたので1,000円ほどです。
スマホのデータ通信契約と音声通話の契約あわせても2,000円程度。
私は音声通話のみでSIM契約はしていなかったので夫婦二人の携帯・スマホ関連の通信費は合計3,000円ほどですね。
スマホが爆発的に広まってからは世の中の人の大半が7,000円~万単位のお金を月々支払っていたのですから、ここも大きな差だったと思います。
なお、今はスマホと音声通話を一本化して、夫婦二人で858円です。
スマホ代については「格安SIMと楽天モバイルで節約」の記事にて。
9年でローン完済は節約のたまもの
9年でローン完済できたのは本当に節約のたまものです。
生活コストが少なければ、自然にお金は貯まります。
生活コストを下げることについては「お金を貯めたいなら真っ先に「生活コスト削減」を考えるべし!」の記事に書きました。
私は今でこそ「投資」をオススメしていますが、ローン返済中は「投資」なんてほぼゼロでした。(投資はちょこっと優待狙いで株を購入したことがある程度)
「投資」がなくてもローンを早めに完済することは可能です。
皆さんにはぜひローン完済の「やりきったぜー!」という感覚を早めに味わってほしいと思います。
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